尿漏れ(尿失禁)の具体的な対処法

尿漏れ(尿失禁)の具体的な対処法

「くしゃみをした瞬間に漏れてしまった!」「トイレまで間に合わずに尿が出てしまった……」なんて経験ありませんか? 実は、40代以上の女性のうち3人に1人は尿漏れ(尿失禁)の経験があると言われています。人に相談しづらいと1人で悩む方も多いのが尿漏れ(尿失禁)の問題です。尿漏れ(尿失禁)の対処法は主に4つあげられます。

①尿漏れパッド

シートタイプやパンツタイプ、おむつタイプなどがあります。少量漏れる程度から、下着が濡れる中程度くらいであればシートタイプで対応可能です。トイレに間に合わないことが多く量が多い方や、就寝時、旅行や仕事で長時間替えられない場合は、安心のためパンツタイプかおむつタイプにするなど、使い分けることで不安感や不快感を軽減しましょう。

「生理用ナプキンでも代用できるのでは?」と考える方も多いのですが、ある程度の量を瞬時に吸収する構造や消臭効果の高さなどから、尿漏れ専用の製品を使用する方が安心と言えます。

薬局やドラッグストアで簡単に手に入りますので、吸収量を目安に選んでみてください。

②セルフトレーニング

軽度な症状向けの骨盤底筋トレーニングを2つご紹介します。

仰向けになり、膝を立てた状態で肩幅に開きリラックスします。10秒かけてゆっくり膣や肛門を引き上げる感覚で締めたら、50秒ほどリラックスして1セット。これを10回繰り返す方法です。

2つ目は、仰向け・立て膝状態で足を肩幅に開いたら、息を吐きつつ、ゆっくりお尻を締めながら膝から肩へ一直線になるまで持ち上げます。5秒キープしたら息を吸いながら降ろし、5秒休む。これを10セット行います。この方法は、腰を痛めないよう気をつけて行いましょう。

トレーニングは毎日行う必要があり、効果が現われるまで最低でも2~3ヶ月はかかります。

③外科治療

尿道直下の膣前壁と両足付け根の内側の3ヶ所を小さく切開し、その間に尿道を支えるためのメッシュのテープを挿入する手術です。U字型にメッシュを植え込む「TVT手術」が主流でしたが、重大な合併症がわずかに起こることが報告されたため、V字型に植え込む、より安全性の高い「TOT手術」が考案されました。欧米ではTOT手術が主流になりつつあり、日本でも2012年に健康保険の適用になりました。

外科手術であるため合併症のリスクがあり、一般的には5~10%程度の方に術後排尿困難が生じるとされています。なお、手術の際には、2日~3日の入院が必要となります。

④レーザーによる治療

尿漏れの原因は、膣前面の弛緩です。その弛緩面にレーザーを照射すると組織が活性化し、膣粘膜から筋膜に及ぶコラーゲンの再生、新生、増生の促進を図ります。これによって膣の収縮と若返りが促され、尿道をしっかり支えることができるようになって尿漏れが改善されます。

産後や加齢による尿漏れの治療では、効果や実感に個人差はありますが、1回目から効果を実感される方もいらっしゃいます。

施術時間は、麻酔を含めて1時間程度で、痛みがなく手軽に受けられるところが魅力です。

まとめ

尿漏れ(尿失禁)の対処法は、自宅で手軽にできるものから医療機関での治療まで、さまざまな方法があります。効果を実感できるまでにかかる時間や手軽さなどを総合的に判断して、ご自分に合った方法を選んでみてください。オザキクリニックでは、切らないレーザー治療による尿漏れ治療を積極的に行っています。ぜひ治療をご検討ください。

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